2013年9月23日月曜日

夜空の青さ。白き月。漂う海の泡花。

九月十六日は初めて京都で演奏を行うことができました。

僕を殺す世界へとしても、僕個人としても初めての京都ライブ。

それはとても気持ちの良い演奏ができました。


会場である京都GATTACAに向かう途中、台風が残した傷跡に僕らは驚くことしかできません。


一夜にして全く別の風景になる景色。
そんな中でも変わらず時は流れる。

水浸しの風景とうってかわって京都の街中はいつも通りの人々。

そんな感じがしました。

こんな時に思うのは"当たり前"とは奇跡的なバランスで成り立っていて、社会がちゃんとまわり、人々が繋がっていないと途端に崩壊するものなのだと感じます。

不謹慎ですが、僕は台風や大雨で電車や公共の移動手段が動かなくなって駅のホームが人々で溢れかえっている瞬間が案外好きだったりします。

どうにもならない。なにも出来ない。

そういう普段感じない、自分の無力さ。ちっぽけさ。自然の前では誰しも平等で、自分の力だけで生きているような傲慢さを見事に叩きつけられている人々の姿を自分も含めてみれるからです。

人は一人では生きていけないどころか、存在することさえ出来ない。

やっぱり僕らは日常の生が流れ作業になりがちなんでしょうね。

強烈な生の匂い。
どうにもならない絶望に感じる死の恐怖と見出す希望。

その瞬間に人は忘れていた自らの普遍的な起源、根源に立ち帰る。

すこしそんなことをライブ中に考えていました。

さて十月一日に日付が変わった瞬間、僕を殺す世界へからお知らせがあります。
是非お楽しみにしててください。


京都gattaca
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臨月

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