2014年12月12日金曜日

同じ月をみている

愛憎の悠遠に揺らう
霞む表裏に幸せの
不安が射して逢不他話(アフタナ)。
暗い暗い。安堵が。

愛している。
燈す声(こえ)
記憶を起こす惰。
静寂に響く。

愛しさ、渦巻いて。止め処なく溢れ滲んだ『ねぇ。許して。」

君を愛している。
君を描く。

側にいるよ。離れていても。

拙く触れた
互いの  心 確かめ合う。
こんなにも、あたたかいね。

邂逅、そして追憶

五月雨のように降りしきる
あの頃の思い出
色褪せたのは私
今もまだ夢に見てる
目に見えないものが全て無いのなら
ここにある確かな気持ちを何というの
貴方の手
私の手
その間に
生まれる心がある
私これから何処に向かうの教えて
ねぇ教えて貴方と行った
あの場所の名前
ほら貴方と私ここにいる

壊れたままの時計

日々が過ぎ去ってしまうことがこんなにも怖いことだったなんてあの頃の僕は知らなかった。


あとどれだけ過ぎた日々を懐かしみ、後悔して、涙を流すのかは知らない。


「またいつか。」この言葉に込められた精一杯の優しさに、触れられると少し痛い。

壊れたままの時計の中に僕は生きたい。